おすすのあのね

ゲームと本と思った事について書ければなと

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お酒が好きなの?何で?

僕の一番好きな飲み物は水です。

水はどんな食べ物とも相性がいいし、無味なのもあってハズレ味におびえる事もありません。特にラーメンを食べた後の水は別格で、このアフター水の美味さもラーメンをレーティングするのに重要な要素になるのでラーメン屋さんは自店のラーメンにあう水の温度や水質を研究していただけると高評価を付けやすくなります。

 

皆さんの好きな飲み物はなんですか?

友人や前の会社の人に好きな飲み物は何ですか?と聞くとお酒と答える人が結構います。

 

何でですか?と聞くと驚きの答えが返ってきます。それが、

  • よく眠れるから
  • 楽しい気分になれるから
  • 嫌なことが忘れられるから

といったもの。お酒の味が美味い、香りがいいといった答えは返ってこなくて、お酒を飲むことによって得られる副作用的なものに魅力を感じてる人がほとんどでした。そういう人に味や香り、食べ合わせについて聞くとロクな返事は返ってきません。

 

僕はお酒は飲めますが好きではありませんし、好んで飲むようなものでもないです。なんなら飲みたくないくらいです。肩が痛くなるのと考えがまとまりにくくなってベストな返しができなくなったりた例えができなくなってしまうのはすごく嫌です。

 

そんな僕にとってはデメリットの塊に見えるお酒を、しかも副産物の部分だけを求めて好むのか僕なりに考えて警鐘を鳴らしに鳴らしていきたいと思います。

 

お酒はめんどくさい事を省略できる

まず思ったことはこれ。本来努力をしたり勇気を出したりしなければいけないことをお酒を飲むことで省略できます。

 

よく眠るには朝太陽の光を浴びたり、誘惑の権化であるスマホを寝る前に見ないようにしたりと結構簡単なようで大変です。

楽しい気分になるのも主に飲み会の席では話題を考えたり相手を洞察して気持ちを汲んだりといったいわば手続きを踏んで盛り上がっていくもの、そこには相手を察する力だったり興味ないような話でも無理やり広げたりしなきゃいけないこともあります。お酒を飲めば無礼講といった感じで上下関係なんかも踏み倒して言いたいことを言えるようになるというのはあります。またスポーツ観戦や趣味のお供にといった感じで高揚感を煽るために飲むのもあるのかなと思います。

嫌な事を忘れるのはお酒を飲んで心が開くことで楽しくなって忘れるかもしれないし、忘れるくらい飲む事で強引に忘れるというのは水にはできない芸当です。

 

めんどくさくて大変な事をお酒を飲むだけで省略できてしまうのです。ここまでならすごいかもしれない。依存度が高まるのもわかります。

 

省略から得たものに価値はあるのか

しかしそんなショートカットアイテムを使って得た睡眠や快楽や人間関係や現実逃避は価値があるのでしょうか?

 

睡眠は確実に質が落ちます。寝る前にアルコールを飲むとそれを消化するために寝ている間も内蔵を動かす事になり、胃や肝臓は確実に寝不足になります。とにかく寝ればいいというわけじゃなく最初のノンレム睡眠の深さがその睡眠のすべてを決めるのは僕が体感したかぎり本当です。寝起きが格段に違います。

お酒を通じて仲良くなった人とは長続きしなかったり結局相手の人となりが分からないままになるでしょう。目を見たり、相手に呼吸を合わせたり、相手の大切にしてるものを大切に思ってあげたり、と勇気を出して絆を作ることを省略してその場の雰囲気だけで盛り上がってしまったわけですから。

嫌な事を忘れるくらい飲んだりしても嫌なことがなくなるわけでもなく、解決するためにどうしようかを考えるはずの時間をお酒を飲む時間にあててしまってる分、次の日にはまた嫌な事を思い出す羽目になるでしょうし、根本の解決にはなりません。

 

結局お酒の副産物を通して得られたものはあまり価値が無いように見えます。

 

副産物目当てはダサい!という新常識を持つ

頑張った結果得られる物を頑張らずして得たつもりになってる訳ですからこれはかなりダサいです。バーチャル体験みたいなもんですよね。仮想現実、お酒は古来からあるれっきとしたVRなのかもしれませんね。

 

しかしあくまで仮の姿、お酒の力に頼って得られた物は脆く儚いです。それでもまだ副産物目当てでお酒を飲みますか?という話。

 

いい部分のみピックアップしましたがお酒の飲み過ぎで次の日調子わりーとか記憶にないけどすごく失礼な事を言ってたりしてるかもしれません。お酒を免罪符として使うのは余りにも横暴でこれが許されるなら国会は酒の匂いで充満してしまいます。

 

もし身の回りにお酒の副産物の力に頼ってしまってる人がいたら要注意です。普段から努力や勇気を省略し、お酒フィールドに引き込まないと戦えないためです。その人の言葉に思いは無く、仕事も生産性が低いはずです。また人間関係も酒由来の物が多く、誘いにはうまく断る事が重要になります。

 

僕は副産物目当てはダサい!という常識を持つことをおすすめします。そこでお酒をもっとお酒として楽しむのはどうでしょう。

 

茶道のように飲むという事を楽しむ

日本には茶道という物があります。普段何気なくやってるお茶を飲むという「行為」にフォーカスしてそこからお茶の味わいを通して感じ方の違いを認め合ったり、お茶本来をもっと楽しみ何かを生み出そうという姿勢のもと茶道は存在してます。決してお茶を飲むことでもたらされる副産物にフォーカスするような事は茶道ではありません。

 

お酒ももちろんこの楽しみ方ができる飲み物です。お酒が副産物目当ての飲み物なら、お酒自体や酒蔵や醸造所はこんなにも種類は要らないはず。それぞれのお酒にあった飲み方があって、乾杯の仕方があって、味わい方があるはずです。このスタイルを酒道と呼ぶことにします。

 

この酒道が出来てる人にはここまでの記事は何言ってんだと思うかもしれません。

 

しかし世の中は副産物パーティで溢れかえっており、トラブルや病気の元になってます。飲みたくもないお酒を付き合いだからと言って無理矢理飲まされたり、飲めないのに飲まされたりみたいなのは自分でなくても虫酸が走ります。会社の飲み会や学生の飲み会などはまさにその典型です。もっと自分のために勇気や努力を磨く時間にしましょう。

 

 まとめです

  • お酒で得られるインスタント副産物に価値はない!
  • インスタント副産物を利用して強権を振るう人、コミュニティに近づくな!
  • お酒を飲むことを楽しめ!

酒道を行く人のお話はすごく興味があります。道を行く人はとても魅力的です。それならお酒を飲んでもいいかなと思えるはずです。そして酒に限らずなんでも道にできます。歯磨きだって、メイクだって、ゲームだって、なんでも道として極めて発信すれば価値になる時代が来てます。それをやる事で得られる物だけに注目せず、それをやる事に注意を向ける事で気づく事はたくさんあり、それが色々な所で応用が効きます。大事な所で力を出せます。

 

長々書きました。読んでくれてありがとうこざいます。一人でも多く副産物依存者やその被害者が減る事を願います。

 

余談

お酒の席でモノマネをやる時ドナルドダックのモノマネをやる大バカ者がいますが、あれはタンが絡んだおっさんのモノマネと紙一重のため本当に嫌悪感がすごいです。しかもなぜか女子受けがいいのもとても不可解です。